ごくたまに問い合わせなどで、

「あまり髪の毛はすかないでカットできますか?」

というのが、僕が美容師人生20数年ほどやってきた中で年1ペースで聞かれます。

まぁ、すかないでカットしてくれ!

と言われれば全然出来るのですが、スタイルによりすくかどうかの判断は美容師側がするもんだと思ってるので、すぐかどうかはこちらが決めます^_^

基本、僕はあわり髪を軽くするのは好きではないので、軽くしなきゃいけない場合は基本的にショートヘアーでやる事が多いです。

このすくという行為。

僕は常々思うのですが、たぶん美容師とお客さんの間で認識が違うと思うのですよ。

すくって聞くと、美容師は毛量を減らすという考えるのですが、一般のお客さんはすくというのは、

すきバサミで切らないで

と思ってる人が多過ぎる気がするのです。

そして、何がそんなに嫌なのか?と言うと、セニングを使って軽くしないで欲しい!!という事に直結すると思うんですよ。

そしてなんでか知らないけど、すくと髪が傷んでしまうと思い込んでるということ。

ただ、すくと髪は傷むはあながち間違えでもありません。

髪は全体の長さに対して短い毛を極端に作ると傷む

すくと傷むは本当です。

でも、すき方によります。

では、どうしてすき方によって髪が傷むのか?というとセニング(すきバサミ)を使って何も考えずにバカスカ軽くし髪を切ると、毛先バサバサの鳥の巣の出来上がりです。

髪の毛をすいただけなのに、なぜ髪の毛はバサバサになってしまうのか?

これは、切ろうとしてる髪の毛の全体の長さに対して、半分より短い毛を作るからいけないのです。

ペリーショートにした事がある人なら分かるかもしれませんが、極端に短い毛を作ると毛先が表面に向かっつて反り上がります。

髪の毛はそういう習性かあるのです。 

なので、髪を軽くしようとしたら内側にすきバサミで毛量を調節するのですが、短い毛をたくさん作ると、毛が表面に出ようとしてきます。

すると、すきバサミ出来られなくて長さを保ったままの髪はスカスカになり、バサバサに鳴るのです。

バサバサが増えていくのは、短い毛が表面に向かって行くので、摩擦が生じて髪が厚みがなくスカスカなのに、なんだか傷んでる?という事になるのです。

全体の長さに対して短い毛を作り過ぎない

髪の毛の長さに対して、半分より下を軽くする事だけを意識すれば、自ずと髪は傷みません。

アホ毛が出てしまう人は、表面にある髪の毛のが長さに対して半分より短い毛が沢山あるからアホ毛が増えるのです。

髪を切ってもアホ毛が多い人は、もしかしたら表面の髪の毛の長さに対し、半分より短い毛が多くあるからかもしれません!

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP