「繰り返すデジタルパーマで髪が傷んでしまい、まとまらなくなった」
というお悩みで、当店にご来店頂いたお客様の事例をご紹介します。
目次
デジタルパーマで楽にはならない
まずお伝えしたいのが、デジタルパーマで朝のセットは楽にはならないです。
デジタルパーマをかける何割かのお客様は、
デジタルパーマ=朝のセットが楽
と考えてかけている方がいますが、これは逆です。
むしろ、セットをしないと綺麗なカールがつかないので、朝のスタイリングを面倒くさいと思ってる方には向きません。
デジタルパーマは、乾かせばカールが巻いたように出るという特徴がありますが、巻いたようにでるためには一度髪の毛を濡らして乾かす必要があります。
ですので朝セットをしたくない場合は、夜髪の毛を洗った時にカールを出しながら乾かして、そのまま寝るしかありません。
ですが、カールが出てる状態で寝ると、寝相や枕との摩擦でぐちゃぐちゃになります。
仮にうまく寝れていたとしても、トリートメントやアウトバストリートメントをしないで寝ると、デジタルパーマをした髪の毛は乾燥でバサバサになります。
という理由から、綺麗にする維持が大変で、かけても傷むだけだと思うので定期的にやるもんでは無いです。
before
こちらがデジタルパーマを複数回かけた状態の髪の毛です。
この長さでは、セットが楽になるどころか極端に段が入っており、裾の毛量が少なく余計にパサパサしてまとまりにくくなってしまってます。
そしてカラーはオーガニック?天然?的なカラーをしているので、デジタルパーマで毛先が硬くなってる所に黒い染料が吸ってしまい、不自然までに黒くなってしまってます。
after
毛先のスカスカして不揃いになってしまった部分は、重さを出す為に5〜6センチほどぱっつんとカットをしました。
これでもまだ軽いぐらいですが、根元が伸びてくるまではどうしょうもないので、それまでは毛先を揃えてカットをし、広がりを抑えて短い毛を伸ばしていく方向で。
そして、髪の毛が傷んでしまってる原因がデジタルパーマなので、いっそデジタルパーマを取ってしまった方が手っ取り早いので、
デジタルパーマを取るために、縮毛矯正を緩くかけております。
真っ直ぐする事に抵抗感がはじめはあったそうですが、「真っ直ぐする事で髪の毛が綺麗になるなら」とご納得の上、縮毛矯正をかけさせて頂きました。
- なるべくセットはしたくない
- 髪が綺麗に見えるようにしたい
- 白髪染めは続けたい
という事がお悩みでしたら、縮毛矯正かけた方が早いです。
ですが、一旦縮毛矯正をかけると根元が伸びてくるのでかけ続けないといけなくなるのでは?と考える方もいますが、それは癖が強い場合です。
デジタルパーマを取るには縮毛矯正(ストレートパーマ)は優しくかけて、パーマをとる程度の薬剤パワーで十分なのです。
ですが今回のケースもそうでしたが、セルフカラーをしていると、
薬剤の組み合わせで毛が傷んでしまったり、美容室の薬剤が反応しない。などの思いがけないこともあります。
確かに白髪染めは特にそうですが、ちょっとでも伸びてくると気になるので、セルフカラーをしている人もおりますが、
美容室で薬剤を使った施術をする際に、どういった反応が起こるのか?が想定しづらくなるので、
いつ?どういったものか?どこを染めたのか?根元だけなのか?毛先までなのか?回数は?
などは、把握しとくと良いかなぁ…と思います。
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