髪の毛の量が多い方で癖毛の方
この髪質に悩んでる方はとても多いです。ですが実際にカウンセリングで髪の毛を確認してみると、そもそも髪の毛の量が問題ではないケースがほとんど。
これは一体どういうことでしょう
実はこれ、思い込みで「髪が多いから減らさないと」と、思ってるんです。
髪の毛の量が多い=すく・減らす
↑↑↑
ほとんどの方がこういう認識です。
勘違いしないで頂きたいのですが、実際に毛量が邪魔でシルエットを損っているのであれば、すいたりして少なくするのは当たり前なんですが、
何でもかんでも軽くすれば良いという問題では無いという事です。
とくに癖毛の方で、
毛量が気になったのですいて軽くしたら「頭が余計にデカくなってしまった」助けて下さい
と、世界の中心で愛を叫ぶぐらいに叫んでますよ(心中では)
なぜ安易に、癖毛の方は特に毛量をやたら滅多に減らしてはいけないのか?
今回はこのテーマで記事を書いております。
目次
量が多いと感じる原因
まず癖毛の方に多いのが、毛量が多いと思い込んでる方がメッチャ多いという事実。
なぜ、毛量が多いと感じるのか?と言いますと
画像で見るとこのように癖によって膨らんでいる為、パッと見た感じ量が多いと思ってしまうのです。
この写真では違いますが、毛先を縮毛矯正などしてる場合は特に注意が必要です。
毛先に縮毛履歴が残ってるため、新しく伸びてきた髪の毛は癖の影響で根本が膨らんでしまい毛先が真っ直ぐになる。
そんな髪質になりやすいから余計に髪が多く見えてしまうのです。
なぜ癖毛はすいたりして減らすと膨らむのか?
癖毛はすくとなぜ膨らむのか?
これには理由が2つあります。
- 根本から癖は出てくるため
- 根本の毛量は減らせないため
理由を知ると、大した理由では無いのですが、
しかしこれをお客様も美容師も理解していないから、量が多いから減らすという行為で、頭ボンバー事故がおきるんです。
- 浮く
- パサつく
- 広がる
- うねる
- はねる
- デカくなった
など安易にすくとこれらの症状がコンニチハしてきます。
では2つの理由から説明していきます。
1.の根本から癖が出てくるためというのは、ショートヘアで縮毛矯正をされた方なら分かると思うのですが、癖は根本から出て来るので、
縮毛矯正をかけた直後に軽くするにはいいのですが、
すくと短い髪がたくさん出来るので、癖が伸びてきた時に、短い髪は縮毛矯正のかかってる比率が少ない為、根本の癖に負けてしまい、毛が膨らんでしまいます。
逆にロングヘアーで、まったく軽くしてない髪の毛はある程度伸びて来ても、毛先の縮毛履歴の比率の方が長いと根本の癖は重さと長さで伸びてしまい、そこまで膨らみません。
そして、2.の根本の毛量は減らせないのがそもそもの問題です。
これを知っとくだけでも、安易に「軽くして下さい」とは言わなくなり、一旦自分の頭で「毛量減らしてもいいのか?」「ふくらまないかな?」と考えるようになります。
髪は根本から減らせないんだ。という事を理解していないで「全体的に軽く」するから頭が1.5〜2倍になるのです。
頭が人の倍になる理由
さあ、ようやく頭が人の倍になる日も理由を書いていきます(笑)
これで美容室でのオーダーの仕方も変わってくるので、いつも軽くしてるのに頭が膨らむ方は心して読んで下さい。
美容師が下手くそなパターンでもポイントさえ抑えておけば、「すいて下さい」でも膨らまない事は可能となります。
ポイントなのは「頭の形状、髪の毛の落ちてくる位置、髪の毛の生え方】であり、それに関連する「知っておくだけで癖毛でもすいて軽くして頭がボンバーヘッド確率が0に近くなる知識」を話します。
結論から言ってしまうと、
・耳後ろから後頭部付近たげ減らす
・ハチはいじらない
この2点となります。
髪は根本からすいてはいけない
厳密にはやってもいいんですが、知らないでやるのと知ってやるのとでは雲泥の差になるので、癖毛の方は基本的に根本から軽くしないです。
なので、全体的に根本から軽くすることはご法度です
「なんか頭がデカイ」「余計にまとまりがわるくなる」のはこれが原因であることが多い。
これは根本から髪が生えてくる事にも繋がるのですが、髪の毛の長さに対して、すくというのが出来るのは3分の1が癖毛には限界になります
これは美容師ですらもやりがちな失敗でして、「髪の毛重かったので軽くしときました」とか言っちゃってる人もいます
もちろん髪質次第ではそれで対応可能なことも0ではないでしょう、しかし根本から減らす場所によります
髪が落ちてくる位置で軽くする
頭は丸いので、髪のは普通に考えて生えてきてから頭皮に沿って毛が流れてくるので、耳の後ろのちょうど盆の窪に1番溜まります(位置を知らない方はググってね)
髪の毛が落ちてくる位置で1番目立まずに、なおかつ髪が重なり合うので、その部分に関しては髪の毛を割とねとも付近まで攻めてもあまり支障が起きません。
それでも根本からやるのはやめたほうがイイとは思いますけどね。
・耳後ろが1番多い
・なくても問題ない髪の毛の部分
・隠れてにしまう
・癖が強くても膨らみにくい
このような理由から髪が落ちてくる位置で軽くする事が可能です。
ちなみにですが、頭は丸いという事は皆さん知ってますが、髪の毛が生えてくるのをイメージしてみて下さい。
毛穴からまず生えて来ますよね?
頭頂の1番てっぺんの髪が根本から横に直角に曲がって生えて来てはいないですよね?カックーンみたいな??
側面に関しては重さで下に髪は降りてますが、男性の短い髪は横に膨らむのがわかりますか?あれは短いから横に伸びてしまうので、みんなツーブロックにして、横の膨らみを無くしてるのです。(単純にオシャレだと思ってやってる人もいますが)
見てください。
髪の毛の生えている毛穴と髪がどうやって生えてるのかを想像を膨らませると、耳下の盆の窪付近は下ないし斜め下に向かって髪は生えてませんか?
こういう事が理解できると、特にその付近に関しては軽くしても問題ない!って思ってくるのです。
短くするから髪は癖が出てくると膨らむので、側頭部やハチはすけなくなります。
癖毛の毛量多いは、むしろ必要。
さてさて、ここまでの話をまとめると、
髪は根本からすいてはいけない。癖毛の方は基本的に根本から軽くしないです。
ってなります。根本から軽くしてしまうと、癖が伸びてきた時に頻度が速くなり、余計に傷んでしまい膨らむのです。
そして、軽くしたからといって髪がまとまりよくなるなんて事は必ずしもそうではありません。
このように縮毛矯正をしただけで、とくにカットしなくても、もともと軽いので、縮毛矯正すればここまでまとまります。
このように髪の毛の生え方や、理屈さえ分かれば軽くきては良いのか?だめなのか?がはっきりと分かるようになります。
この人も自身の髪の毛は多いのかと思ってました。
けども実際にはもうすでに軽く、減らせるところなんてありませんでした。
事実、縮毛矯正後は頭が小さくなっております。
軽くする事で,収まりかよくなり扱いやすくなれば全然いいのですが、メリットもデメリットも知った上でやりましょう。
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