じわりじわりと最近出てきた「白髪ぼかしハイライト」について、今回はあまりオススメ出来ないなぁー、という理由についてお話したいと思います。

まず、白髪ぼかしハイライトとはなんぞや?って方のために、簡単な説明すると、

白髪が入り混じってる髪の毛に、昔でいうメッシュを細かく全体的にやり、カラーリングする事で髪色が明るくなり、白髪が伸びてきてもボケるという技法です。

最近やたらとインスタで見かける人も多いはず。やってみたいけどどうなんだろ?と思う人もいれば、既にやってる人もいると思います。

ですが、話を聞くと結構な確率で髪の毛を傷めてしまって、後の祭り状態になってる方が多く、一度傷んだ髪の毛を綺麗な状態にするのは容易な事ではなく、

少しでも「白髪ぼかしハイライト」で、髪の毛が尋常じゃなく傷んでしまい、

結果、多くの美容室難民になる迷える子羊が減ればと思い、この記事を書くことに致しました。

白髪ぼかしハイライトとは黒髪を白髪に近づけてる行為である 

ネーミングだけきくと、なんだか明るく染めても白髪がボケるらしい…。と思い、

白髪染めって、根元が伸びてくると月一で染めなくてはいけないし、白髪を染めようと思うと暗くしか染められないもんですから、

そのメリットが魅力的に見えてしまうのは分かります。

「白髪ぼかし」と聞くとイメージ的に白髪をぼかす物だと思う事でしょうが、実際には白髪を増やしてる行為にしかなりません。

まず、なぜ白髪ぼかしハイライトなのかというと、

髪の毛の中に白い毛があると、全体的に黒髪の割合が多くて白い毛が少ないとコントラストで白い毛が目立つ為、

黒い毛を明るく染める事で白い毛を馴染ませる行為なので、「白髪をぼかす=白髪ぼかしハイライト」となるのです。

と、まぁここまではいいとして、白髪の髪ってどういう状態なのか知ってますか?

白髪って白く見えてますが、実は白色ではなく無色透明なんですよー。

透明なところに光の反射で白く見えてるだけ。

あまり知られていませんが、白髪の髪の中身はスカスカな状態。ようは髪の栄養が不足してる状態なんですよ。

ハイライトは脱色(ブリーチ)して黒髪を明るくしていき筋状に色を抜くことを言います。一般的ヘアカラーと違うのは、脱色(ブリーチ)は髪色を抜くだけ。

髪の毛は脱色していくと、

黒→赤→オレンジ→黄→白

と色が明るくなります。

黒髪を脱色し続けていくと、最終的に白髪になるんです。

そもそもとして、白髪が生えてる髪の毛は何らかの事情により、髪の毛が白くなって生えてきてるわけではなく、

髪に黒く色をつける組織が機能しなくなってスカスカの状態で生えてくるのが白髪なんです。

ようは白髪は黒髪に比べて弱いってこと。

ブリーチをして黒髪の中身をぶっこぬいて、白髪に近づけてんです。わざわざ弱い毛を増やしてる行為って事なんですよー。

弱い毛を作るという行為は白髪を増やしてしまうことになります。

白髪をぼかしてるようで最終的に白髪を増やしてる 

一度でもブリーチした毛は、髪の毛の耐久性は著しく落ちてしまい、白髪のような弱くて脆い毛を増やしているんですねー。怖いですねー。

白髪をぼかす為にやってることが、白髪を増やす行為になってるなんて驚きですね。

ちなみに白髪はほっといても個人差はあるものの、年間で3%ずつぐらいは増えていきます。

また、ブリーチは頭皮に対して炎症を引き起こしやすく、カラー剤で使う過酸化水素は倍の量を使います。か

過酸化水素は活性酸素を生み出すため、頭皮に対して老化を促進してしまいます。

結局、白髪染めよりも手入れが大変になる

この白髪ぼかしハイライトをやりたい人の心境って、毎月染めるのがめんどくさー!!って思ってる人が大半なんじゃなかろうか?と思います。

だからカラー専門店みたいな、クイックで白髪染めとか染めるぜー!!みたいなお店が流行るんですよ。

白髪染めハイライトをしようかと悩んでる方は、白髪が染めないと目立ってきた。というお悩みがある人達だと勝手に思ってますが、

ぼかすとなると相当の量のハイライトをしなくてはいけなくなります。そして全体の髪色が明るくなったら、今度は根元が黒いのが気になるので、結局は根元染めをしなくてはいけなくなります。

染める頻度は一緒でも、髪や頭皮に与えるダメージ量は待ちないなくハイライト(ブリーチ)をしてる髪の毛です。

やるなら、カットも視野に入れるべき

ブリーチしてしまう髪の毛って、その数が多ければ多いほど、傷みやすくなり、メンテナンスが大変です。その

変も踏まえて、白髪ぼかしハイライトをやってもいいけどメンテナンスはしっかりやれないと、「やらなきゃ良かっと」となるので、よく考えてから検討しましょう。

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