はい、皆さんこんにちは。

ご存知の方もいるかも知れませんが、

髪の毛はその部分をカットしない限り、薬剤を使った施術の過去の履歴がずーと残ってしまうって知ってました??

例えば1回カラーしたら、その箇所は時間が経てば染める前の段階に戻るわけではなく、1回カラーをしてことがある髪になります。

これは、その次に何をするのか?でとても大切な履歴になるわけです。

次に来店する時に、カラーをしたことがある髪の毛にパーマをする場合と、何もしたことがなく初めてパーマをかける髪の毛だと、仕上がりが変わってきます。

ですので、初めていく美容室では必要以上にカウンセリングが長くなる傾向にあるわけです。(特にうちは長ーいです。)

はい、というわけで今回はそんな履歴が及ぼす髪の毛影響で髪が思いもかけずに傷んでしまった。そんな事例をご紹介したいと思います。

デジタルパーマの履歴から普通のパーマをかけたお客様

髪の毛のセットを楽にしようと思い、デジタルパーマを年に何回かかけていたそうですが、

ここ最近のコロナ禍により、日頃行ってる美容室ではなく、近所の美容室に変えたところ、そこでは普通のパーマした行ってなかったそうで、

デジタルパーマをしてある髪の上から、普通のパーマをかけたら、髪の毛がまとまらなくなり傷んでしまった。

という事で当店にご来店頂きました。

まずはbeforeの確認です。

before

毛先にはデジタルパーマの履歴があり、表面にはパーマの履歴があるので、パサつく髪の毛になってしまってます。

髪質DATA

  • 髪質…癖毛
  • 量…少ない
  • 履歴…デジタルパーマ数回、パーマ一回、ホームカラー数回
  • 施術内容…カット+カラー+トリートメント+縮毛矯正

デジタルパーマの特徴として、髪の毛を乾かすことでカールが形成されるので、スタイリングは乾かして手櫛で捻りながらカールを作るのに対して、

パーマは乾かすことでカールがダレるので、髪の毛を濡らした時が1番カールが出ます。

つまり同じパーマですがスタイリングの方法が、矛盾してるのです。

パーマをかけてカールを出そうとすると、ブローでボリュームを出すか、大きな緩いカールを手櫛で作っていくか?になるのですが、

デジタルパーマの履歴が残ってるので、乾かしていくと部分的にカールが出てきてしまうところと、パーマの履歴でダレていくところとで、やりにくくて仕方なくなります。

そこでカールを出すためにスタイリングがムースでやっていたそうで…、

ムースは髪の毛が傷む代表的なスタイリング剤です。

濡れた髪の毛を固めてしまうのと、そのまま自然乾燥となるので髪には全然よろしくはないですね。

こうなってしまうと、髪が傷んでる傷んでないと関係なく、相容れないパーマが混合してるので、パーマ自体を取ってしまった方が手っ取り早くなります。

乾かすとカールが出てくるパーマと、濡らすとカールが出てくるパーマと癖とで、カールカールカールみたいな感じで、手触りが悪くなります。

という事で、縮毛矯正をさせて頂きました。

after

いかがでしょうか?

髪の毛の手触り、質感、見た目の艶などを考えるとストレートにして、巻いた方が早くない?って思います。

確かに巻くという手間は増えますが、まとまりにくくなり、結局結ぶだけのパーマであれば取ってしまって、面を綺麗に整えた方が圧倒的に扱いやすくなります。

パーマを取る程度の縮毛矯正しかしていないので、ボリュームは失わずブローも可能です。

これだったら、巻くのも簡単になるので、スタイリングの時短にも繋がりますし、ホームケアも毎日シャンプーとトリートメントだけやればいいので簡単です♪

スタイリングで楽をしようと考えるとパーマ!という発想になりがちですが、実はパーマって、カールを出さなくてはいけなくなるので、楽ではないんですよ。

どのみち髪の毛を一度濡らさないといけなくなるので。手間が一個増えるのです。

癖もあるとパーマを出すのも、毎回同じ形状のカールは出ないので、難しくなるのです。よって癖毛さんはストレートにコテ巻きがオススメです。

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP