理想とする髪の毛を手に入れる為には、日々作り込んでいく必要があります。
もともとの髪質に左右されるのもありますが、
髪の毛の艶や、色などは日々の積み重ねで深みや持ちが変わってきます。
今回の施術例ですが、
しっかりと毎日のケアを頑張って頂いていますので、髪の毛の素材としてはとても良い状態です。
毎日のケアといっても基本的な事ばかりでして、
- 乾かして寝る
- トリートメントやアウトバストリートメントを毎日しっかりやる
- コテやアイロンは160℃以下
- 無茶な施術をしない
- 夜髪の毛を洗う
- 梳かしてから乾かす
などなどです。
目次
Before
髪色は染めた時よりも抜けてきて明るくはなってますが、嫌な感じの明るさではなく自然なブラウンです。
これは、毎回染める時に色を極略変えずに積み重ねていく事で層が重なってくるので、同じ色で染めてもニュアンスが毎回変わります。
しかもそこまで日にちを空けずに染める必要があります。
そうして作り込んでいくと、多少美容室で染めるのをサボっても色落ちが少なく、オレンジや赤茶けてきません。
積み重ねていく施術
地毛の色にもよりますが、
髪の毛を染めよう!!
って、なった場合にカラーのやり方として、日本人は基本的に黒髪なので、先ずは黒髪を明るくする必要があります。
黒髪の上から染料だけのせても色は変わらないので、黒髪を必要な明るさまで脱色してから染料を入れて色味をつけるのがカラーリングになります。
例えば、
地毛の明るさが5トーンというレベルだとして、8トーンのブラウン系の色に染めたい場合は、9トーンや10トーンレベルまで脱色する必要があります。
その後、染料が入れるので1〜2トーン落ちて色味が出ます。
だから染めてから1〜2ヶ月後の髪の毛は、カラーした時よりも明るくなって、赤茶やオレンジぽくなるのです。
外国人風なんてカラーだと、土台の地毛の色を10〜12トーンよりも明るくしてから、6〜7トーンの染料を入れて8レベルとかにするから、4〜5トーンの差異に透明感が出たり鮮やかな色になったりするのです。
で、積み重ねていく施術とは?って事なんですが、
ある程度までの明るくした髪色に同じ色味のカラーを1ヶ月単位で染め続ける事です。
するとミルフィーユみたいに層がドンドン重なってくるので、色も深く染まり、トーンを明るく抜かなくても透明感や艶感が増していきます。
しかも、同じ染めるでも脱色の必要性が無いので、染料を重ねるだけなので圧倒的に傷みにくいです。
ホームケアのトリートメントの考え方としてもこれと一緒で、毎日やり続けることです。
やり続けていく事で、キューティクル層を守り、髪の毛が外的な影響を受けにくくして、髪質が向上していきます。
after
土台が出来上がってるので、普通のアッシュ系のカラーで一回染めただけで綺麗に染まり、透明感や艶が出ます。
明るいんだけど、暗いみたいな、その時々の髪の毛の光の加減や動きによって異なる印象を与えるのような髪色に変わります。
こういった髪の毛の色や、艶の持ち、髪質も毎日の積み重ねが作っていきます。
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