縮毛矯正で一番多い失敗はやはり、
「傷んでしまった」
ってことだと思います。
近年、いろんな縮毛矯正があり、中には傷まない縮毛矯正なんて言ってるものもありますが、
本質的には、傷む傷まないじゃなくて髪が綺麗になればなんでいいと思ってます。
目次
縮毛矯正は薬剤ですべて決まるといっても過言じゃない
かりに傷まなくても、髪の毛が汚い仕上がりですと、それは失敗に終わります。
施術によるダメージがあったとしても、仕上がりが綺麗であればそれは成功と言えると思うのです。
今回は、ハイトーンカラーをしている髪の毛にたいしての縮毛矯正の施術例です。
髪の毛の状態を判断して、薬剤選定を誤らなければ取り返しにのつかないことは避けられます。
縮毛矯正の施術で気を付けなくてはいけないのは、無理をしないこと
髪の毛のダメージを考えずに、癖を無理に伸ばそうとすると、髪が薬剤に耐えられずに傷んでしまいます。
こちらの髪の状態は、かなりハイレベルのダメージがあり、ここまでの髪の毛の色をするには、髪をブリーチして脱色しなくてはなりません。
素材データー
髪の毛はパッと見ても、普通に縮毛矯正したら傷むのが分かります。
そして、癖もあるため癖も伸ばしたいのですが、この場合はかなり弱めの薬を使う必要があります。
詳しくは、省きますが、髪の毛が細いか?太いか?髪が濡れると癖が出るのか乾くと出るのか両方か?
などを見て、使う薬剤を選定していきます。
そして、髪の毛の色を見るからに、鮮やかな色をしています。聞くところヘアマニキュアをされたとのこと。
ということは、毛先までアルカリ剤の縮毛矯正を付けると一気に色が抜け落ちてしまいます。
ビフォー
髪の毛の状態や、過去の施術履歴、毛髪診断を慎重に判断して施術しました。
かなり弱めの薬を使ってもここまで綺麗に伸ばすことができました。
色落ちもほとんどせずに癖が伸びました。
縮毛矯正をこれからやられる方は、気を付けてほしいのですが、
癖がのびなかった場合は、髪の毛の体力がまだ残っている状態ですので、すぐやり直せば基本的には癖は綺麗に伸ばせます。
逆に癖を伸ばすよりも先に髪が傷んでしまったら、それは髪の毛の体力の限界が来てしまったということになります。
一度でも髪の毛が傷んでしまうと、綺麗な髪にするには時間がかかります。
それらを踏まえて縮毛矯正をすると考えると、髪のダメージが気になる方はまずは弱めからやりましょう。
時間はかかるかもしれませんが、伸びなかったらやり直しはできますので。
「髪が傷んでしまい縮毛矯正ができなくなる。」
そんなことがないようにハイダメージ毛の縮毛矯正は弱めから行いましょう。
コメント