毎月毎月染めてると髪の毛が傷むのではないか?と心配される方もいらっしゃいます。

当然、普通に染めていれば傷むのですが、きちんと染める前に前処理をして、カラー剤を残留させないように後処理をすれば心配に及びません。

傷むから、

リタッチだけ(新しく伸びて来た根元)染めるようにする方も中にはいますが、当店では別に毎回毛先まで染めても大丈夫です。

毎回毛先まで染めるとして、デメリットは傷むのでは?という事だけなんですが、

確かに根元だけ染めるのと毛先まで染めるのとでは、毛先まで染める方が負担がかかりますが、メリットの方が大きい場合があります。

今日は、そんな全体染めをすることのメリットを、事例を交えてご紹介したいと思います。

before

そこまでカラーの色が明るく抜けてる感じはしませんが、こちらの方、毎月毛先まで染めております♪

そして、だいたい色味は同じ色。トーン(明るさ)は1〜2トーンぐらい上下はしますが、そこまで大きく変わりません。

素材DATA

  • 髪質…柔らかい猫っ毛
  • 量…普通
  • 履歴…カット+カラー(全体染め)+トリートメント
  • 施術内容…カット+カラー(全体染め)+トリートメント

毎回毎回毛先まで染めてるのですが、同じ色味で月一回染めていくと、どんどんと下地が出来てくるので、例えロングでも色抜けがそこまで目立ちにくくなります。

同じ色味を重ねていく事で、深みが出てくるのでちょっとずつ濃くなっていき、カラーによる自然な艶が出て来ます。

コテやアイロンで毎朝巻いてるそうですが、温度も160℃くらいをキープしてることもあり、焼けたような質感にはなっておりません。

 

after

少し色が濃く入ってるように見えるでしょうか?

全く同じ色味で重ねて染めております。

白い画用紙に、色鉛筆で同じ色をどんどん重ねてぬっていくと次第に濃くなっていきますよね?あんな感じで色が重なっていくのです。

するとカラーの持ちも少しずつですが変わっていくので、カラーを色持ちさせたい方は、

染めてから次に染めるまでの期間が空きすぎたり、毎回毎回色味や明るさを大きく変えるのではなく、

同じ色を毎月毎月立て続けに染めると、色持ちが劇的に変わってくるので、作り込んでいくカラーもおすすめです♪

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