こんにちは。髪質改善専門店の代表の市川優です。
東京都中央区日本橋小伝馬町駅エリアでaltemaという、髪質改善のみを極めて、拘りまくったケア専門の美容室やってます
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皆さん、1度ぐらいなら美容室での施術の失敗。

って、ありませんか?

思ったより切り過ぎてしまった。

色が綺麗に染まらなかった。

などなど…。

1番多いのが思った様にならなかったという事なのですが、

やり直しが出来る失敗なら、すぐやり直せば良いので、まだ良いのですが(本当はダメだけど)

すぐに直らない物もあります。

それは、ダメージが出過ぎてしまった失敗。

ダメージが施術により深刻になってしまった場合、多くは切るという事になりますが、

ダメージでの失敗で多いのが、薬液を使った施術です。

ブリーチや縮毛矯正ですね。

で、今回は縮毛矯正の事について書いてみました。

縮毛矯正は強めにやった方が良い

縮毛矯正の商材は美容室毎に扱ってる物が違います。

優しい薬や強い薬などあります。

最近では、酸性縮毛矯正などと言って、従来のアルカリ剤を使った縮毛矯正よりダメージが少ないと言って扱ってる店舗が増えてきた様な感じです。

実は、酸性縮毛矯正というのは昔からあるのですが、ここ最近、髪質改善ブームにあやかり、縮毛矯正の商材で使うところが増えた感じです。

ここで縮毛矯正の商材で、アルカリ剤と酸性剤の違いについてなんですが、ざっくりと説明しますと、

アルカリ剤

パワーがあるので癖をしっかりと伸ばすのは向いてるけど、キューティクルを開きすぎてしまうので、毛質により仕上がりの手触りが悪くなりやすく、硬くなりパサつきやすい。

酸性剤

パワーがそこまでないので、髪の毛の癖が伸びたのか分かりにくく、熱の温度とアイロン操作でやる人により上手い下手が出やすい。

適切な放置時間と適切な温度でやらないと癖が伸びにくい。

キューティクルをあまり開かないので、手触りが良く仕上がりが柔らかい。

という様な2つともそれぞれ特徴があります。

そこで僕のやり方なのですが、基本的にアルカリ剤を中心にやります。

傷んでる髪の毛も基本的にはアルカリ剤を使用します。

「そんなんしたらダメージ毛とか傷んでしまうから、取り返し付かないじゃん!!」

と、取り返しの付かない失敗になりやすそうですが、(だから皆ビビって、酸性の薬が流行ったのですが)

癖をしっかりと伸ばすには、髪の毛の内部までしっかりと浸透させたいのです。

酸性剤ですと、確かに表面をあまり開かない分、仕上がりの手触りとかわいいのですが、後日癖が戻ったり、全然伸びなかったりと施術での失敗が多いです。

こちらの髪の毛は、9月に縮毛矯正を他店でかけた髪の毛になります。

うーん、伸びてないよね??

明らかに矯正が緩かったのでしょう。

しっかりと伸ばし、かつ傷ませないやり方

縮毛矯正をしっかりと伸ばし、なおかつ傷ませない様にやる為には、

まずアルカリ剤で薬を塗布します。

それからある程度時間を置いたら、それ以上傷ませたくないので、アルカリ剤を付けてる上から再度優し目の縮毛矯正剤を塗布します。

Aという薬が1番強かったら、Aを塗布した後にBという少し弱目の薬を上からつける事で、Aの薬がBと混ざり、AとBの間の薬が出来るのです。

癖をしっかり伸ばす為には、Aが必要なのですが、Aの薬で髪の毛の中心部までしっかりと浸透したのなら、それ以上Aで毛を傷ませないようする為に、Bで中和する感じです。

最初強火でやって、途中から弱火にするみたいな感じです。

ずーと強火でやると材料も表面焦げますよね?

そんな感じです。

あとは、髪の毛に必要な栄養剤を塗布しなかがら、矯正の硬さやをなくし、残留してしまうアルカリ剤を除去することで、後々のダメージも無くします。

そうすると、このぐらい綺麗なります。

硬さも取れて、癖もしっかりと伸びますし、ダメージも軽減しながらやるので、バシバシした感じも無くなります。

酸性だから傷まないとかもないですし、酸性は失敗も多いです。

酸性が悪いと言ってる訳じゃないのですが、

矯正剤を付けた際に、癖が伸びるのか?のチェックが難しいのも酸性なのです。

軟化とか還元とか膨潤とか言うのですが、

超絶ざっくり言いますと、

髪の毛のPHは弱酸性なので、アルカリ剤を使用するとアルカリに傾きます。

それを軟化と言います。簡単にいうと柔らかくなります。

そんで髪の毛結合を切ることを還元と言います。

この結合を切って、曲げたり伸ばしたりして再結合する事でパーマ縮毛矯正はかかるのですが、酸性だと還元はするけども、軟化はしないので、髪の毛のチェックが難しく、失敗が多いという事です。

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