梅雨時になると縮毛矯正をされる方が増えるのですが、湿気があると髪の毛が広がってしまったり、パサついたりと…
縮毛矯正をしたくなる気持ちが大いにわかります。
ですが気をつけないと、縮毛矯正の最大とデメリットである、
傷む
という事が起きてしまいます。
1番髪の毛が傷んだと人が感じるのが、髪の毛の表面であるキューティクルが損傷すると、手触りや見た目が悪くなるので、キューティクルが傷むと髪の毛が傷むだ!!
と認識する人が多くなります。
逆に言えば、キューティクルさえ綺麗であれば髪の毛は手触りや見た目が綺麗な状態になります。
このキューティクルをいかに傷つけないように癖をしっかりと伸ばして縮毛矯正をかけるのか?
が、縮毛矯正の上手い下手になってくるのです。
実は縮毛矯正ってなかなか難しい技術なんですよー。
個人的には、美容室の施術の中で1番難しいのではないかと思います。
それは、縮毛矯正をかける前の髪の毛の状態がどのくらい薬剤に耐えらるのか?の判断が難しいからです。
全く髪が傷んでなくての癖毛さんなら、普通に強い薬で癖をしっかりと伸ばせばいいだけなんので簡単なのですが、
現代の日本人の髪質で、全く傷んでない髪の毛の持ち主を探す方が難しく、子供ぐらいしか居ないのでは?と思うほど、皆さん何かしら髪の毛が傷んでます。
特に多いのがカラーなどをしてるとキューティクルが開きやすく、夏場などは汗で髪が傷みやすくなります。
さらには乾いた汗が直射日光にさらされるので、キューティクルが開きやすく、その状態で縮毛矯正をかけてしまうとキューティクルの開きに拍車がかかってしまいます。
今回は、そんな縮毛矯正でキューティクルが開いてしまった髪の毛の改善事例をご紹介したいと思います。(スゲー前置きが長くなってしまった…)
目次
before
この写真の1週間前に縮毛矯正をかけたそうで、キューティクルが毛羽ってしまってるのが見て分かると思います。
癖は伸びてるのですが、毛羽立ちがある髪が重なってるので、毛先にかけて髪が膨らんでしまってる状態になってます。
髪質DATA
- 髪質…硬い癖毛
- 量…多い
- 履歴…1週間前に、縮毛矯正、カラー、トリートメントをしている
- 今回の施術内容…カット、カラー、トリートメント
毛先にかけてダメージが強くなっているので、髪質が硬くなってしまっております。
毛先を重点的に保湿をし、髪質を柔らかくしながら潤いを与えていきます。
同時に色が抜けて赤茶けてしまってる髪色を、赤みを取り、落ち着いたアッシュ系に染めていきます。
カットは物理的に毛羽立ちのあるキューティクル(枝毛)をメインに面を整えて、手触りと見た目が綺麗なるようにカットを施していきます。
after
いかがでしょうか?
乾かしただけでこのまとまりとツヤ感!!
色も落ち着いて、赤みが無くなったのが分かると思います。
縮毛矯正の影響で表面のキューティクルの毛羽立ちは、カットとトリートメントで面を抑えて湿気にも負けない髪質に改善させて頂きました🎵
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