この仕事をしていると、色んな髪の毛のダメージがありますが、特に厄介だと個人的に思うのが、デジタルパーマによるダメージです。
デジタルパーマをやる人って、一度かけたら再現しやすくなり、朝のスタイリングが楽になると考えてると思うのですが、
実はそんなこともなく、デジタルパーマって結構傷みます。
縮毛矯正と同じような原理でパーマをかけるのですが、縮毛矯正と大きく違うのは、
ストレートアイロンで髪の毛を挟んで熱を与えるのと、ロットと呼ばれるのに巻き付けて髪をあっためるのでは、髪の毛ダメージ度合いが変わります。
目次
デジタルパーマの方がダメージムラになる
なんとなーく、イメージで縮毛矯正の方が髪が傷むのではないかと思いがちですが、薬剤によるダメージは縮毛矯正もデジタルパーマも同じです。
ただ、縮毛矯正の方が髪の毛を挟んで熱処理をするので、髪の毛に均一に熱が伝わり、髪の毛の表面が整うので、髪が綺麗になりやすく、
一方でデジタルパーマは、巻き付ける為、内側の毛が最も熱が伝わりやすく、外側の毛が熱が伝わりにくくなります。
という事は、デジタルパーマは髪の毛の裏と表でダメージ度合いが変わってきます。
しかも20分ほど熱を同じ箇所に一定時間当て続けるので、一番最初に巻き付けた毛先や髪の毛の内側だけが傷みやすくなる構造なんです。
before
という事で、そんなデジタルパーマで髪の毛が傷んでしまったお客様の改善事例です。
まずはbefore
はい、毛先がデジタルパーマをした履歴のある髪の毛です。
明らかにキンキンになってしまってるのが分かるかと思います。
そんで、あまりカールが持たないので結局自分自身で巻いてるという事で余計に髪に熱を加えてしまい、毛先は乾燥が強く出てしまってる状態です。
施術内容
髪の毛のダメージの原因がデジタルパーマなのは明らかなので、デジタルパーマを取らない限りは、一向に髪の毛が綺麗に見えません。
いう事で、デジタルパーマはとりつつ、乾燥してしまった髪の毛の内部補修をし、キンキンに抜けてしまった髪色を落ち着かせる方向で施術をしていくことになりました。
after
真っ直ぐにさせて頂きました。
毛先に残ってるデジタルパーマは、綺麗さっぱり無くなりました。
ギラついてヤンキーみたいになってしまっていた髪色も、艶のあるブラウン色になりました。
どうしてもデジタルパーマは髪の毛に熱処理をが均一にできないので、ダメージムラが出てしまいます。
すると、襟足だけ切れやすくなったり、髪色が筋張って明るく見えたりしてしまいます。
そんな時はデジタルパーマに固執せず、さっさとその原因であるデジタルパーマはとってしまって、もう一度均一に熱処理を施す事で、
色むらや、パサつきなどが改善されます。
もちろん髪の毛の内部補修をして、髪の毛の乾燥や質感などを整える事で、髪質が改善されてまとまりのある艶髪へと変わっていきます。
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